淡路 國生み創生神楽は『古事記』編纂1300年を記念し、平成23年、表博耀氏により創生されました。
古事記の冒頭に記される「国生み神話」をもとに、伝統神楽の型を受け継ぎながら
古来より受け継がれてきた祈りの心と呼吸、作法――
そのひとつひとつを通して、神楽が伝える「岩戸開き」の本質をひらきます。
それは、光を外に求めるのではなく内なる“心の岩戸”をひらくこと。
響きはひろがり、祈りは時を越えて受け継がれていく。
その輪は、いまから未来へとつづいていきます。
天地いまだ分かれぬ混沌の時代、はじめての国土が生み出された地⸻淡路島。
それは、日本のはじまりであり、世界の創生へと通じる場所。
天の運行とともに移ろう時の中で、この地は幾度も“はじまり”を宿してきました。
この神楽は、世界のはじまりから死と再生
そして新たな創生までを4つの段を通して描きます。
■第一段|混沌と創生の兆し
天地いまだ分かれぬ世界。
混沌の中に、響きが生まれる。
「あわのうた」により整えられた天地に、伊弉諾尊・伊弉冉尊の2柱が現れる。
2神は国生みを試みるもはじめはまだ成されない。
はじまりは、揺らぎの中にある。
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■第二段|結びと生成
陰と陽の結びが示され、世界に秩序が生まれはじめる。
しかし、伊弉冉尊は火の神を産むことで命を落とす。
祈りの中で、生命はなおも生まれ、食と命の循環がひらかれていく。
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■第三段|黄泉とよみがえり
伊弉諾尊は、愛する存在を求め黄泉の国へと向かう。
しかし、そこで見たのは変わり果てた姿。
別れとともに生と死の理が結ばれる。
終わりは終わりではなく命は巡り続ける。
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第四段|禊と新たなはじまり
禊により清められた伊弉諾尊の身から、新たな神々が生まれる。
天照大御神、月読尊、素戔嗚尊――
尊き三柱の神が生まれる。
新たな時代が、ここからはじまる。
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■結び
すべては、ここからはじまる。
この神楽は、遠い神話ではなく、いまを生きる私たちの内にある“はじまり”を映し出します。